【縮毛矯正 or 髪質改善】クセ毛・うねりにお悩みの方に教えたい「失敗しない選び方」
こんにちは!
和歌山市のマンツーマンサロン、髪質改善・縮毛矯正専門 LIP STICK「ツヤ髪師」の近藤です。
最近「髪質改善」というワードを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
中には実際に施術を受けられたことがある方もいると思いますが、
一言で「髪質改善」といっても、実はサロンによって定義も違えば、使っている商材も多数あります。
縮毛矯正と髪質改善、クセ毛で悩んでいる方は一体どちらを選べばいいのでしょうか?
そこで今回は、私が考える「縮毛矯正」と「髪質改善」の違いやそれぞれのメリット・デメリットや気を付けるべき注意点。
そして、あなたの髪質はどちらの施術が合うのかを徹底解説します。
最後まで読むことでサロンを予約する際に縮毛矯正を選ぶべきなのか、髪質改善を選べばいいのかが分かるようになります。
美容師さんに言われるがままではなく、ご自身でもある程度判断できるようになれば失敗する確率を減らすことができるようになります。
縮毛矯正とは?
まずは、縮毛矯正について解説させていただきます。
縮毛矯正は薬剤を髪に塗布し、アイロンで伸ばしストレートの状態を記憶させ、ご自宅でも乾かしただけでストレートヘアを楽しむことができる施術になります。
ただし、縮毛矯正にもメリットやデメリットがあります。
「メリット」
・アイロンをしなくても乾かしただけでストレートヘアになれる
・クセによるパサつきや絡みを解消し、まとまりのある髪になれる
・一時的な効果ではなく、縮毛矯正をした髪は半永久にストレート
基本的に縮毛矯正をあてた髪は、元のクセ毛に戻ることはありません。
新たに生えてくる髪はクセ毛ですが、
「1回洗っただけでクセが出た」
「1ヶ月も経たないうちに取れた」
などは、クセが伸びていない可能性があります。
しっかりクセを伸ばすことでクセの強さや髪の長さにもよりますが、3ヶ月〜1年以上持たせることも可能になります。
「デメリット」
・人によってピーンと真っ直ぐに感じる(昔よりは柔らかくなりましたが)
・地毛が生えてきた時にストレートの部分との境い目が気になり、定期的に施術を受ける必要がある
・髪の状態によっては傷んでしまう可能性があり、美容室の施術の中でも難易度が高く、病院でいう「手術」に近い位置付け
クセを伸ばしツヤのあるキレイな髪になり、さらに長持ちさせるためには、
髪の状態を見極めることができ、ベストな施術を提供できる専門知識や、縮毛矯正の経験が豊富な美容師に担当してもらう必要があります。
髪質改善とは?
次に髪質改善について解説していきますが、そもそも「髪質改善」とはどういった施術なのでしょうか?
お客さまの中には施術を受けることで、「生えてくる髪が生まれ変わる」と思っている方もいらっしゃいますが、そうではありません。
(そう感じさせる言葉ですよね)
各サロンの定義や使用する薬剤によってもバラバラですが、
「酸熱トリートメントを使って髪にツヤを与えながら、弱いクセ毛を改善する」
という定義で施術をされているサロンが多いように感じます。
では、今回は酸熱トリートメントを使った髪質改善の場合のメリット、デメリットを解説していきます。
「メリット」
・弱いクセ毛がおさまり、まとまりが良くなる
・ダメージ毛が改善され、サラサラヘアが手に入る
「弱いクセ毛が改善され、さらにツヤも出る…」
そう聞くとすごく魅力的に感じるのではないかと思いますが、良いことばかりではなく
「デメリット」
・縮毛矯正が必要な強いうねりやクセは改善されない
・仕上げにアイロンをするケースが多く、キレイになったように錯覚してしまいやすい
・髪の状態によっては変化なし、または施術前よりも傷んでしまうことも
・トリートメントと縮毛矯正の間の位置付けのものが多く、自分の髪に合っているか判断が難しい
クセがあってパサパサの髪がツヤツヤになっているビフォーアフターの写真を見ると、そのようになれるのではないかと期待してしまいますが、
実はトラブルが非常に多いのも事実です。
髪質改善で気をつけるべきことは?
では、なぜ髪質改善にはトラブルが多いのでしょうか?
理由は「トリートメントでもなく、縮毛矯正でもない」という点になります。
(髪質改善という名前は使っていても、当店のように縮毛矯正やトリートメントとして提供しているサロンもあります)
サロンによっては、
「髪質改善を繰り返せば繰り返すほど髪がキレイになりますよ!」
と言われ数年通うものの、初めて来店した時よりも髪が傷みボロボロになったという方が当店にご来店いただくことも少なくありません。
実際に髪質改善で傷んでしまった方の髪の状態です。↓
ではなぜ、髪質改善で髪が傷んでしまったのでしょうか?
それはトリートメントに弱い薬剤が入っているため、クセをやわらげ一時的ににツヤを出すことができる反面、
繰り返していくことで少しずつ髪にダメージが蓄積されてしまった結果、髪が傷んでしまうのです。
もちろん、縮毛矯正のようにクセ毛が改善されることも基本的にはありません。
縮毛矯正が必要のない弱いクセ毛の方には向いているかもしれませんが、当店に来られる縮毛矯正が必要な強いクセ毛の方々は、
「施術を受けたけれど変わらなかった。全く意味がなかった」とおっしゃられる方も多数いらっしゃいます。
もちろん全ての髪質改善がダメという訳ではありませんが、使用する薬剤や美容師の技術力や判断力、経験などによって結果は大きく異なってしまいます。
「縮毛矯正」「髪質改善」選ぶ基準は?
では実際に、「縮毛矯正」「髪質改善」あなたの髪はどちらを選べばいいのかを解説していきます。
「縮毛矯正が向いている方」
・根元から、もしくは全体的に強いクセ毛でまとまらない方
・アイロンなしで真っ直ぐのストレートヘアになりたい方
・髪質改善を受けたけれど変化がなく、ブローやアイロンが必要な方
は縮毛矯正が向いているのではないかと思います。
一方、縮毛矯正をかけるまでではないけれども、
「梅雨時期などに少しだけ髪が落ち着いてくれたらいいな」
というような弱いクセ毛の方はもしかしたら髪質改善が合っているかもしれません。
ですが、髪質改善が自分に合っているか判断するのが難しいと思います。そういう方は、
「私の髪でも写真のようになれますか?」
「乾かしただけでこんな感じになれるんですか?」
など、施術前にこのような質問を美容師さんにしてみるのも1つです。
もし可能であれば、施術を受けるサロンが出しているビフォーアフターの画像を提示するのもいいかもしれません。
おそらく施術を受けるほとんどの方は、ご自宅で「乾かしただけ」で写真のようになれると思い施術を受けたいと考えられているかと思います。
しかし、ご自宅でアイロンをしないと写真のようになれないのであれば、わざわざ髪質改善を受けなくてもいいのではないでしょうか?
「繰り返せば髪がキレイになりますよ」と言われると、信じて髪質を改善したいと思うかもしれませんが、
1回の施術で変化を感じられないのであれば、繰り返しても髪はキレイにならないと思った方がいいかもしれません。
実際、髪のうねりが取れなければ視覚的になかなかツヤのあるキレイな髪には見えづらいため、
髪質改善でクセが伸びないのであれば、クセ毛は「縮毛矯正」で改善し、ダメージは「トリートメント」で改善されることをおすすめします。
「縮毛矯正」「髪質改善」のメリット・デメリットをご理解いただき、あなたに合って施術を受けツヤ髪を手に入れてくださいね!
ぜひ参考にしてみて下さい。